風評被害の原因にもなっているgoogleのサジェスト機能

風評被害の原因にもなっているgoogleのサジェスト機能

インターネットを使うときに、必ず利用するといっても過言ではないのが検索エンジンです。

最初から目的のURLがわかっているなら、ブラウザから直接打ち込んでアクセスするケースもありますが、何かの調べ物をしたいときは検索エンジンを使うのが一般的でしょう。

たとえ広告などに書かれていてURLがわかっていても、長い文字列を打つと間違えてしまう可能性があるので、検索エンジンで調べて目的のサイトにアクセスする方が確実で手間もありません。

そのためインターネットを利用する人々の間では検索エンジンは頻繁に使われ、ブラウザのスタートページにも標準で設定されているほどです。

 

⒈google検索について

そんな検索エンジンの代表ともいえるのが、googleです。

現在ではAndroidなどさまざまなサービスを展開していますが、元々は検索エンジンからスタートしました。

日本でも利用者は非常に増えており、パソコン・モバイルともに現在のシェアはトップとされます。

国内だけではなく世界中でパソコン・モバイルともにトップのシェアを獲得しているので、最も使われていると言い切れるほどです。

日頃からインターネットで検索をするときには、googleを使っている人も多いでしょう。

使っていると気になってしまう機能の一つは、サジェストかもしれません。

サジェストとは、検索したいキーワードを入力すると自然に表示されるワードのことです。

自然に表示されるのは、多くの人が基となるキーワードと一緒に検索しているワードで、他の人と同じような内容を調べたいときには入力の手間が省けて便利になります。

他にも検索した後のページ表示される関連するキーワードも、使っていて便利な機能の一つといえるでしょう。

 

⒉サジェスト機能の弊害

利用者にとってはどちらも便利で使いやすくさせてくれる機能ですが、検索の対象となるケースが多い企業にとっては良い影響ばかりではありません。

ときには便利な機能が悪い影響をもたらすこともあり、その結果会社のイメージダウンに繋がってしまうこともあります。

イメージダウンに繋がってしまう原因とは、ネガティブなワードが自然と表示される可能性もあるからです。

企業としては全く無関係なのに、自社の名前で検索しようとしたときに隣に犯罪行為に関するワードが表示されると、詳しく知らない人は関わっていると考えてしまうでしょう。

その結果イメージダウンとなり、消費者なら商品やサービスを手に取ってしまうのを躊躇ったり、企業なら取引を中止してしまう事態にまで発展する可能性があります。

サジェストによる風評被害を訴える企業は世界中で年々増えており、大きな問題となっています。

検索エンジンの機能がもたらす風評被害は、企業だけが被害者ではありません。

一般の個人も同じような被害を被ることがあり、日本でも問題となっています。

たとえば軽微な犯罪を犯して世間に氏名が公表されると、ネット上にも同じように名前が拡散していきます。

その後裁判にかけられ有罪となり罪を償ったとしても、ネット上には犯罪者として名前が残り続けるでしょう。

 

⒊同姓同名の別人が犯した罪で不利益を被るケースも・・

するとgoogleのサジェストにも個人名の横にネガティブなワードが表示されてしまい、罪を償ったはずなのに一生のキズとして残ります。

被害を受けているのが、犯罪を犯した本人だけなら自業自得といえるかもしれません。

しかしよくある一般的な名前だと同姓同名の別人が犯した罪でも、本人と周囲に思われ不利益を被ります。

近年は企業が採用活動を行う際にネットで応募してきた人の氏名を調べるのは当たり前なので、知らないうちに就職活動で不評被害を受けているかもしれません。

その他にもデマが原因でサジェストがネガティブなワードで埋まってしまい、いつまでも風評被害を受け続ける企業や個人は数多くいます。

 

⒋運営しているgoogleに申請する

対策として最も効果的で確実なのは、運営しているgoogleに申請することでしょう。

用意されている専用の申請フォームに指定の項目を記入して送信すると、審査が行われ認められれば削除してくれます。

お金もかからず自分ですぐにできる方法なので、まずは試してみるのがおすすめです。

しかし申請フォームには削除理由などを明確に記す必要があり、難易度的には簡単ではありません。

短期間に繰り返し申請すると受け付けられなくなり削除できなくなってしまうので、確実に消すためにはしっかりとした理由を初回の申請時に記入しておく必要があります。

そこで頼りになるのが、googleやネットのさまざまな問題に詳しい弁護士です。

弁護士は法律の知識が豊富ですし、これまで何度も削除申請をしているなら独自のノウハウを持っています。

名誉毀損やプライバシーの侵害など法的な根拠を示しつつ、削除申請が通りやすくなるコツを使いながら申請するので、高い確率でgoogleからネガティブなワードのサジェストを消せるでしょう。

風評被害を最小限に食い止めるためにも、申請は頼れる専門家と相談しながら行うのがベストです。

 

参考ブログ
放置は危険!Googleサジェストのネガティブワードを削除する方法

最終更新日 2025年4月22日 by hadair