投資家になることは難しいことではありませんが、実際に利益を出せずに大きな損失を抱えてしまうケースも多くあるため、立沢賢一氏のように成功するために何が必要になるのか知っておきましょう。
投資の方法によって必要になる情報は異なりますが、株やFXを利用する場合には世界で何が起きているのか把握して相場の動向を予測するため、朝早くから起きてニュースをチェックすることになります。
早起きができないと対応が遅れてしまい、利益を出す機会を逃します。
何のルールも決めずにその場の間隔で投資をしたり、ルールを守らない、というのも失敗の原因です。
デイトレードを行う場合、その呼び方の通りで1日の間に保有と決済の両方を行うのが原則であり、翌日以降に持ち越す方法ではありません。
しかし、損失が出ているときに元に戻るだろうと考えて決済しなかったことで、さらに相場の変化が起きて損失が拡大する場合があります。
実際には希望的な予測通りに戻ることもありますが、適当な判断で運用するのは失敗する危険性の方が高いです。
投資は絶対に成功するものではない、と理解した上で行うことも重要だと立沢賢一氏は説いています。
元本が保証されている代わりに利益もほとんどない運用方法もありますが、投資家として成功するのであれば元本割れの危険性があっても挑戦する勇気が必要になります。
失敗を恐れていても完全に避ける方法はないため、損失が発生したときにどのように対処すれば良いのか知っておくことが大事です。
不動産投資であれば、最終的には売却して投資用物件を資金にしますが、損失が出ており、それが改善する見込みがないときはローンが完済できていなくても早めに売却して切り上げるタイミングを決めておきます。
株やFXの場合、相場の下落しても損失の確定を恐れて決済せずに、さらに下落したところで追加の購入を行って平均化する手法がありますが、明らかに現在の傾向が続く兆候が出ているときにこれを行うのは得策ではありません。
下がると分かっているのであれば、一旦決済して相場が反転するのを待ってから購入した方が利益になります。
この判断も安易に行うものではなく、明確に底を抜けたと言える材料が必要です。
過去最安値を更新したから、これが底であるという根拠のない判断で動いて大損するケースも多いです。
専門家の話を聞いて知識を得るのは有効な方法ですが、それを鵜呑みにするのではなく、自分の中で利用できるものなのか検討もしましょう。
これは専門家の考えが絶対ではないこと、故意に不利な情報を隠している場合があることなどが理由です。
例えば不動産投資のセミナーの場合、その主催者が不動産会社であれば、物件を売るためにメリットばかり強調してあまりデメリットに触れないことがあります。
主催者側は売ることが一番の目的であるからであり、本当に投資で成功するかという点までは責任を持っていません。
もちろん悪質ではないセミナーも多いので、自分で見極めることが重要です。
また、FXを例にすると、最近では他の通貨に切り替わっていますが、少し前まではどの業者でもトルコリラが高金利なので長期運用に適している、情勢に対して不当に安値になっているので値上がりが期待できると投資を煽っていました。
現実ではここ2年で40円ほどあった相場は一時22円台に突入する暴落をしており、政策金利の倍以上の下落です。
これは様々な要因が偶然重なって起きたものではなく、情報を調べていれば十分に予測できた動きです。
元々常に最安値を更新し続ける動きをしており、地政学的なリスク、不安定な国内情勢などが指摘する声も多かったので、FX業者の話を鵜呑みにした投資家が大損しています。
その結果、トルコリラを推奨できる状況ではなくなったため、他の高金利通貨の宣伝が増えています。
失敗を避けるために、十分な運用資金も用意しておいた方が良いでしょう。
ギリギリの運用をしていると僅かな損失でも無視できなくなり、取り返そうとして強引な投資を行って損失が大きくなる危険性があります。
投資方法を学ぶときには成功例だけでなく失敗例についても十分に集めておいた方が役に立ちます。
何に注意しなければならないか把握しておけば、それを回避することも可能です。
また、できればセミナーに参加するなどして他の投資家の体験を直接聞いた方が情報の信憑性があるので有用です。
インターネットで検索するだけでも投資に関する様々な口コミを見ることができますが、それが実体験によるものなのか、投資をさせたい業者やブログのヒット数を稼ぎたい管理者が作り上げた話なのか見えません。
忘れてはならないことですが、一定以上の利益が出たときは確定申告をして税金を納めましょう。
脱税が発覚し、故意に行った悪質なものとされると重加算税で非常に大きな出費になります。
投資で得た利益を使い込んでいると、その支払いに充てるお金が用意できなくなることもあります。
最終更新日 2025年4月22日 by hadair