カジノは本当に必要か

カジノは本当に必要か

カジノは経済的な生産性はゼロ

最近国会でも議論されることがあるカジノですが、本当に日本に必要なのかということを考える必要があるでしょう。

何故なら他にも必要なものがあると考えられるからです。

カジノを誘致する理由は一つで景気対策です。

景気が良くなるならギャンブルも解禁してはどうかという案ですが、これについては慎重に考える必要があるでしょう。

何故ならギャンブルは産業ではないからです。

サービス業と考えることも出来ないこともありませんが、これをサービス業とすると問題があります。

何故ならカジノそのものが今あるお金の取り合いだからです。

つまり、価値を生産していないということです。

サービスの価値を取引しているわけではなく、ゲームの勝敗によってお金が動くというだけなので、何も価値が生み出されていないということになります。

ですから、ギャンブルと言われるわけです。

ギャンブルをする人はサービスの価値を考えて売買するのではありません。

相手に勝つことだけを考えているので、そこに生産的な価値はありません。

つまり、これで景気が良くなるというのはあくまで副産物的なもので、これが主目的になるわけではないということになります。

つまり、周囲の景気そのものが悪ければカジノにも人が来なくなり、当然廃れていくというとこになり、ここから活気が生まれていくということにはならない可能性の方が高いということになります。

カジノで成功した都市の特徴

よく、カジノで成功したところがあるというところがありますが、それは観光などと絡めて街全体をサービス産業の街としていることで成功しているわけです。

賭博場として成功しているわけではないということを考える必要があります。

賭博場が成功しても儲かるのは賭博場であって、そのことが景気に関係することはあまりありません。

賭博場の周囲の飲み屋が儲かるぐらいのことでしょう。

カジノ
http://shirutoku.com/archives/62より

街全体で景気を変えていくにはサービス産業として育てていく必要があるということです。

その育てる街の中の一つの目玉としてギャンブルがあるということになれば、その価値が出てくるということになります。

ですから、景気対策としてギャンブルを考えてもあまり意味はなく、街全体を考えるなかで、目玉商品として考えていくという意味でそうしたことを検討する必要があるのでしょう。

ですから景気対策を考えるのであれば、ギャンブルにこだわる必要はないという考えもあります。

企業誘致のほうが景気対策になる

むしろ直接的なのは企業を誘致することでしょう。

やる気のある企業をどんどんと誘致して、税制的に優遇したり施設を提供したりすると、これは大きな景気対策となります。

何しろ企業は価値を生み出していますから、ギャンブルとは比較にならない景気対策です。

さらに、治安的な面も企業は大切にしますから、安全性も高まることになります。

企業にとって信用は欠かすことが出来ないものです。

信用されない企業はあっという間に潰れますから、企業の誘致ということには大きな意味があるわけです。

日本の自治体はこの企業誘致にあまり積極的ではありません。

それが今の景気低迷を招いていてると考えてもいいでしょう。

何故かというと誘致をすると今はないさまざまな問題も出てくるからです。

自治体にとって景気というのは別にたいしたことではありません。

何故なら国からお金が貰えるからです。

そのため別に無理やり自治体の中で景気を良くする必要はないわけです。

必要なのはこれまで通りという安心だけが欲しいということになります。

この考えが今の景気低迷を招いているといってもいいかもしれません。

ギャンブルに頼ろうとするのもこうしたことが関係していると思われます。

企業誘致は時間がかかる景気対策です。

自治体としては企業誘致は歓迎したいがすぐに結果が出ないで、ごたごたされるのは困るということを考えやすいということになります。

日本が抱える最大の問題点とは?

そして、最大の問題は今ある産業が負けてしまうのではないかという考え方です。

保護主義といってもいいかもしれません。

ギャンブルに反対する場合でもこの保護主義が出てきます。

なんと今あるギャンブルは否定しませんが、新しく入ってくるギャンブルはお断りというのがこの保護主義の考え方です。

勿論企業誘致なども反対です。

つまり、何をしても反対をするというわけです。

今が一番いいという考えで、何を好んで今の状況を変える必要があるのかと考えてしまうわけです。

ギャンブルであれば、治安が悪くなる、依存症の人が出てくるといって反対します。企業誘致をすれば、企業が勝手なことをして困るので反対となります。

このだらけた考えが今の景気低迷を招いているので、この考え方を改めていく人が多くならなければならないということです。

何を景気対策としてするとしてもいいのですが、まずこの保護主義を改めない限り何一つ出来ることはありません。

何しろこの保護主義は今が最高という考え方で、前に進むことを拒否する考え方ですから、これがある限り前に進めません。

 

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最終更新日 2025年4月22日 by hadair